FBIの歴史と共に時代の風を感じるような気がしました。
さすがクリントイーストウッド監督の作品といった感じで面白かったです。
J・エドガー Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 限定版 |
コントリビュータ | ジュディ・デンチ, ナオミ・ワッツ, クリント・イーストウッド, レオナルド・ディカプリオ, アーミー・ハマー, ジョシュ・ルーカス, エド・ウェストウィック, ジェフリー・ドノヴァン |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 17 分 |
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対象商品: J・エドガー Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
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商品の説明
クリント・イーストウッド×レオナルド・ディカプリオが挑む
FBI初代長官J・エドガー・フーバー
誰よりも恐れられ、誰よりも崇められた男。
クリント・イーストウッドとレオナルド・ディカプリオが、遂に初めてのタッグを組んだ!
この垂涎の顔合わせを実現させたのは、一人の伝説の男──ジョン・エドガー・フーバー。FBI初代長官にして、死ぬまで長官であり続けた男。“憧れのFBI”を作った明らかな英雄でありながら、彼にはつねに黒い疑惑や、スキャンダラスな噂がつきまとう。国を守るという大義名分のもと、大統領をはじめとする要人たちの秘密を調べ上げ、その極秘ファイルをもとに彼が行なった“正義”とは何だったのか?
脚本にアカデミー(R)脚本賞受賞ダスティン・ランス・ブラック、共演に「007」シリーズ"M"役で有名なアカデミー(R)受賞女優ジュディ・デンチや、ナオミ・ワッツら豪華キャストを配した最強布陣で臨む、事実に基づく隠されたドラマ。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 140.61 g
- EAN : 4988135912879
- 監督 : クリント・イーストウッド
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン, 限定版
- 時間 : 2 時間 17 分
- 発売日 : 2012/6/2
- 出演 : レオナルド・ディカプリオ, ナオミ・ワッツ, アーミー・ハマー, ジョシュ・ルーカス, ジュディ・デンチ
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1), 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
- ASIN : B007KH5Y66
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,428位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 207位外国の伝記映画
- - 8,769位ブルーレイ 外国映画
- - 10,814位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2011年のクリント・イーストウッド監督作品。
実在のFBI長官、J・エドガー・フーバーの人物伝です。
大恐慌前の1924年、29歳の若さで組織のトップに就いたのもスゴイけど、在位がなんと50年近く・・!(1924年~1972年)
近代国家で、こんなに長く要職に就いていた人物がいたということが驚きです。
滅多な人では逆らえないような権力者フーバーの若い頃と晩年を、ディカプリオが演じています。
晩年を演じるためのメイクが・・ちょっと不自然&ディカプリオの声に張りがありすぎ・・
でも全能感にあふれ高慢なフーバーをうまく演じていると思います。
激動の時代、タフガイの世界のストーリーかと思いきや、ものすごく思いがけないことが描かれていました。
この映画をみるまで全く知らなかったのですが・・!
フーバーさんは相棒の副長官クライド・トルソン(アーミー・ハマー)と特別な関係だったのですね。
どんなふうに特別だったかは・・ネタバレになるので書きません・・っ
実在のFBI長官、J・エドガー・フーバーの人物伝です。
大恐慌前の1924年、29歳の若さで組織のトップに就いたのもスゴイけど、在位がなんと50年近く・・!(1924年~1972年)
近代国家で、こんなに長く要職に就いていた人物がいたということが驚きです。
滅多な人では逆らえないような権力者フーバーの若い頃と晩年を、ディカプリオが演じています。
晩年を演じるためのメイクが・・ちょっと不自然&ディカプリオの声に張りがありすぎ・・
でも全能感にあふれ高慢なフーバーをうまく演じていると思います。
激動の時代、タフガイの世界のストーリーかと思いきや、ものすごく思いがけないことが描かれていました。
この映画をみるまで全く知らなかったのですが・・!
フーバーさんは相棒の副長官クライド・トルソン(アーミー・ハマー)と特別な関係だったのですね。
どんなふうに特別だったかは・・ネタバレになるので書きません・・っ
2020年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
FBI長官として今の科学捜査を始めとする捜査体制を
整備した男の生涯を描いている。
ジョン・エドガー・フーバー。
8人もの大統領に仕えた。
48年というのはほぼ半世紀だ。
彼は裏の人だけど、表の政治には「長期政権は必ず腐
敗する」という警句がある(面白いことに、長期性を
以て、同時に、安定政権とも呼ぶんだよなあ)。
では、フーバー長官が盗聴等を駆使して要人の個人情
報を極秘ファイル化していくのが48年間にも及んだら、
彼は腐敗しなかったんだろうか?
その辺はあまり描かれない。
とにかく愛国心と表裏一体で猜疑心の強い変人だった
みたいだ。彼の青年期が共産主義者の爆弾テロや、そ
れに抗する広義の赤狩り等でアメリカが荒れていたこ
とで「隠れ共産主義が未来のアメリカの脅威になるか
ら、違法な盗聴をしてでも炙り出せ」というパラノイ
アになっていったのだろう。
他方、長い時間をかけて人間関係から彼のパラノイア
の淵源を探っているようにも見えた。個人秘書になっ
てくれと依頼したミス・ガンディ。あの時代にフェミ
ニスト式の、結婚に興味がないが仕事が超絶できると
いうスタイルで主人公の死後に至るまで重要な役割を
果たす。結婚に興味ないけど、献身的に支える愛とい
うやつだったのかなあ。
良き理解者だが、時代の制約で伴侶にはなれなかった
副長官トルソン。
家庭環境も重要そうだ。序盤だけに出てきたが、気の
触れた父親と、厳格で信心深い母親。後半は延々と母
親と二人暮らしで、息子が性的マイノリティであるこ
とも気づいていたようだ。しかし、もう御察しだとは
思うがキリスト教圏で厳格かつ信心深ければ、倒錯し
たセクシュアリティは不信心だとか罪だとか穢れのよ
うに扱われる家庭だということだ。某ディズニー映画
のようにあるがままでとは行かなかっただろう。
ただし、あくまでも同性愛に関しては、噂、一説によ
るとということであるようだ。確定的な証拠があれば、
よくある「Based on a true story」 が入るだろう。
謎に対する解釈が多いのだろう、きっと。
フーバーが厳格な家庭像を語るときは、自分がそうあ
るように刷り込まれた呪縛について語っている。彼は
国家を道徳の紐帯で家庭とダイレクトに語ったようだ。
マイノリティである彼を自己実現できるのは権利拡張
を唱える進歩主義でしかありえないが、彼自身が信奉
していたのはガチガチの保守主義であったようだ。
犯罪者を取り締まるんだと声高にいうけれど、女装し
たい自分(当時の肌感覚だと変質者だろうし、準犯罪
者だろうか)を差別する連中の眼差しが怖いのだ。そ
れは彼が保守する古いアメリカそのものだというのに。
だから、守るべき相手達から、裏切りや監視をされて
たまるかと、先手必勝かのように情報を集めて回る。
では議員や官僚を通り越して、国民は全て敵なのか?
もうその辺から、パラノイアに陥って当然だろうとい
う気がしてくる。
最後の人知れない死は当然の報いのようでもあり、国
に(彼なりに)尽くしたのにむごいとも見える。立場
次第で両義的な、静かな発見シーン。
組織は違うけど、CIAを前身から描いているデ・ニーロ
監督の『グッド・シェパード』はベルリン国際映画祭で
銀熊賞をもらっているそうだ。
イーストウッド監督はあまりにも淡々と描こうとしすぎ
たんだろうかね。良い役者が出ているのに何か欠けて勿
体ない感じだった。
整備した男の生涯を描いている。
ジョン・エドガー・フーバー。
8人もの大統領に仕えた。
48年というのはほぼ半世紀だ。
彼は裏の人だけど、表の政治には「長期政権は必ず腐
敗する」という警句がある(面白いことに、長期性を
以て、同時に、安定政権とも呼ぶんだよなあ)。
では、フーバー長官が盗聴等を駆使して要人の個人情
報を極秘ファイル化していくのが48年間にも及んだら、
彼は腐敗しなかったんだろうか?
その辺はあまり描かれない。
とにかく愛国心と表裏一体で猜疑心の強い変人だった
みたいだ。彼の青年期が共産主義者の爆弾テロや、そ
れに抗する広義の赤狩り等でアメリカが荒れていたこ
とで「隠れ共産主義が未来のアメリカの脅威になるか
ら、違法な盗聴をしてでも炙り出せ」というパラノイ
アになっていったのだろう。
他方、長い時間をかけて人間関係から彼のパラノイア
の淵源を探っているようにも見えた。個人秘書になっ
てくれと依頼したミス・ガンディ。あの時代にフェミ
ニスト式の、結婚に興味がないが仕事が超絶できると
いうスタイルで主人公の死後に至るまで重要な役割を
果たす。結婚に興味ないけど、献身的に支える愛とい
うやつだったのかなあ。
良き理解者だが、時代の制約で伴侶にはなれなかった
副長官トルソン。
家庭環境も重要そうだ。序盤だけに出てきたが、気の
触れた父親と、厳格で信心深い母親。後半は延々と母
親と二人暮らしで、息子が性的マイノリティであるこ
とも気づいていたようだ。しかし、もう御察しだとは
思うがキリスト教圏で厳格かつ信心深ければ、倒錯し
たセクシュアリティは不信心だとか罪だとか穢れのよ
うに扱われる家庭だということだ。某ディズニー映画
のようにあるがままでとは行かなかっただろう。
ただし、あくまでも同性愛に関しては、噂、一説によ
るとということであるようだ。確定的な証拠があれば、
よくある「Based on a true story」 が入るだろう。
謎に対する解釈が多いのだろう、きっと。
フーバーが厳格な家庭像を語るときは、自分がそうあ
るように刷り込まれた呪縛について語っている。彼は
国家を道徳の紐帯で家庭とダイレクトに語ったようだ。
マイノリティである彼を自己実現できるのは権利拡張
を唱える進歩主義でしかありえないが、彼自身が信奉
していたのはガチガチの保守主義であったようだ。
犯罪者を取り締まるんだと声高にいうけれど、女装し
たい自分(当時の肌感覚だと変質者だろうし、準犯罪
者だろうか)を差別する連中の眼差しが怖いのだ。そ
れは彼が保守する古いアメリカそのものだというのに。
だから、守るべき相手達から、裏切りや監視をされて
たまるかと、先手必勝かのように情報を集めて回る。
では議員や官僚を通り越して、国民は全て敵なのか?
もうその辺から、パラノイアに陥って当然だろうとい
う気がしてくる。
最後の人知れない死は当然の報いのようでもあり、国
に(彼なりに)尽くしたのにむごいとも見える。立場
次第で両義的な、静かな発見シーン。
組織は違うけど、CIAを前身から描いているデ・ニーロ
監督の『グッド・シェパード』はベルリン国際映画祭で
銀熊賞をもらっているそうだ。
イーストウッド監督はあまりにも淡々と描こうとしすぎ
たんだろうかね。良い役者が出ているのに何か欠けて勿
体ない感じだった。
2021年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分のことを「正しい、善人、愛国者」と思い込んで疑わない人ほど恐ろしいものはない。
そして弱い人ほどマッチョに憧れる。そんな人が司法や政治に関わると最終的には戦争が起こる。
そして弱い人ほどマッチョに憧れる。そんな人が司法や政治に関わると最終的には戦争が起こる。
2022年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フーバー氏の人生を追いながらアメリカを言う国の一変を感じることができる。その根底にある正義。アメリカという国に対するプライド。そしてそれを守らんとする意志。それらが各々異なるだけである。
個人的にはキング牧師へ驚異を感じていたのは白人優越主義者が中心だと思っていたがそれだけでなさそうだぞという新しい知見を得られたことも良かった。また法改正や世の中が変わっていくさまも断片的ではあったが感じられてよかった。
個人的にはキング牧師へ驚異を感じていたのは白人優越主義者が中心だと思っていたがそれだけでなさそうだぞという新しい知見を得られたことも良かった。また法改正や世の中が変わっていくさまも断片的ではあったが感じられてよかった。
2021年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変面白い作品でした。また商品を迅速にご送付くださりありがとうございました
2022年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディカプリオの演技も素晴らしいし、大好きなアダム・ドライバーがまだ駆け出し中でチョイ役で出てたり見どころはありました。
ただ、エドガー自体に魅力がないのか、ストーリーがたいした事ないのか、観終わった後も何も残りませんでした。
ただ、エドガー自体に魅力がないのか、ストーリーがたいした事ないのか、観終わった後も何も残りませんでした。
2022年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカの共産主義運動史や、登場する大統領や歴史的な著名人たちに深い関心がない者にとっては少し冗長に感じるかも知れません。J.エドガーのフィルターを通して、それぞれの人物やエピソードを一本の筋に収めようとするのはいいですが、それぞれが限定的或いは局所的であるうえに一つ一つを引っ張り過ぎている気がします。流麗さに欠けると言えます。また全てが新たに強い関心を起こさせるほどの新しい魅力も情感も薄いです。
彼の監督作品は、過不足のないカットで、過度な演出を抑えた丁寧な伝え方、シナリオにどこまでも愚直、そんな風にいつも感じています。
が、本作ではそれが裏目に出た部分もあったように感じます。波乱や動乱など大きな動きに向いていないのかもしれません。派手な演出がない分、エドガー・フーヴァーの生涯(半生)とキャリアとクローゼット(性的指向)とで、描く年月、エピソード、どれのどの部分を切り取っても同様に単調で盛り上がりに欠けるんです。
ただ、だからといって面白くない映画とは思いません。エンターテイメント性に欠けるとは思いますが、やはりワンシーンごとに流石はイーストウッドとうなりたくなる要素もたくさんあります。率直に伝わること、考えさせられること、シンプルに面白いこと、重いこと、それらのバランスが気持ちが良いんです。
さて、どこかの記事で読みましたが、「フーバーの特異な個性はどこから生まれたのか?彼はいったい何者なのか?映画を通じてこうしたことを追求するのは楽しいだろうと思ったんだ。」と監督は答えています。ならばもう少し監督なりの色を加えても良かったのでは?と個人的には希望するところですが、まぁ先にも書いたように彼がそういうのじゃないことはわかっていますし、それが良いところでもあるし、
「完璧なJ・エドガー像は、観客の解釈が加わって完成するものだ。」とも言っています。
納得する他ない、のでしょうか。もう少し掘り下げます。
演じたレオナルド・ディカプリオは、一・ニを争う程好きな俳優(演技の種類にもよりますが)で、自信と強がりと人気と孤独が混在してマッチする俳優ナンバーワンだと思います。その点で言って、ハワード・ヒューズ(『アビエイター』)やジェイ・ギャツビー(『華麗なるギャツビー』)などと同様にこの役はピッタリだと思いましたが、思いのほか少し期待外れでした。いや概ねはやはり素晴らしい演技だと思んです。ただ、何かが足りない、というかズレているような気がしたのです。
それを考えていたら、イーストウッド監督に戻りました。彼の有名な一発撮りが、半生を演じる役には合わなかったのかなとも思いますが、それだけではない気がします。
「完璧なJ.エドガー像」というのは先述の通り「解釈」あってのものとして、それとは切り離して、ディカプリオが演じる作中のエドガー・フーヴァーという人間を直観的に感じる場合の話です。周りの人々との描き方が大きく関わるのは当然でしょうが、例えば、キャリアとクローゼットという二つの要素が絡むとなると、もっとごちゃごちゃしてもいいはずなのに(寧ろゴチャゴチャしていた方がディカプリオに合っていると思う)、淡々と纏まりが良すぎる気がするのです。イーストウッドのあまり色を出さない性質的なものがディカプリオにはちょっと合っていないのかなと個人的に感じました。何が悪いとかではないのかもしれません。
彼の監督作品は、過不足のないカットで、過度な演出を抑えた丁寧な伝え方、シナリオにどこまでも愚直、そんな風にいつも感じています。
が、本作ではそれが裏目に出た部分もあったように感じます。波乱や動乱など大きな動きに向いていないのかもしれません。派手な演出がない分、エドガー・フーヴァーの生涯(半生)とキャリアとクローゼット(性的指向)とで、描く年月、エピソード、どれのどの部分を切り取っても同様に単調で盛り上がりに欠けるんです。
ただ、だからといって面白くない映画とは思いません。エンターテイメント性に欠けるとは思いますが、やはりワンシーンごとに流石はイーストウッドとうなりたくなる要素もたくさんあります。率直に伝わること、考えさせられること、シンプルに面白いこと、重いこと、それらのバランスが気持ちが良いんです。
さて、どこかの記事で読みましたが、「フーバーの特異な個性はどこから生まれたのか?彼はいったい何者なのか?映画を通じてこうしたことを追求するのは楽しいだろうと思ったんだ。」と監督は答えています。ならばもう少し監督なりの色を加えても良かったのでは?と個人的には希望するところですが、まぁ先にも書いたように彼がそういうのじゃないことはわかっていますし、それが良いところでもあるし、
「完璧なJ・エドガー像は、観客の解釈が加わって完成するものだ。」とも言っています。
納得する他ない、のでしょうか。もう少し掘り下げます。
演じたレオナルド・ディカプリオは、一・ニを争う程好きな俳優(演技の種類にもよりますが)で、自信と強がりと人気と孤独が混在してマッチする俳優ナンバーワンだと思います。その点で言って、ハワード・ヒューズ(『アビエイター』)やジェイ・ギャツビー(『華麗なるギャツビー』)などと同様にこの役はピッタリだと思いましたが、思いのほか少し期待外れでした。いや概ねはやはり素晴らしい演技だと思んです。ただ、何かが足りない、というかズレているような気がしたのです。
それを考えていたら、イーストウッド監督に戻りました。彼の有名な一発撮りが、半生を演じる役には合わなかったのかなとも思いますが、それだけではない気がします。
「完璧なJ.エドガー像」というのは先述の通り「解釈」あってのものとして、それとは切り離して、ディカプリオが演じる作中のエドガー・フーヴァーという人間を直観的に感じる場合の話です。周りの人々との描き方が大きく関わるのは当然でしょうが、例えば、キャリアとクローゼットという二つの要素が絡むとなると、もっとごちゃごちゃしてもいいはずなのに(寧ろゴチャゴチャしていた方がディカプリオに合っていると思う)、淡々と纏まりが良すぎる気がするのです。イーストウッドのあまり色を出さない性質的なものがディカプリオにはちょっと合っていないのかなと個人的に感じました。何が悪いとかではないのかもしれません。
他の国からのトップレビュー
Oneindia
5つ星のうち4.0
Superb
2014年11月4日にインドでレビュー済みAmazonで購入
Some of the greatest American institutions were created by true visionaries like J Edgar. Must watch.
Ray
5つ星のうち5.0
Der mächtige Mann im Staat....
2012年12月22日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
John Edgar Hoover, bekannt als "J. Edgar" war der Begründer des Federal Bureau of Investigation (FBI) und vom 10. Mai 1924 bis zu seinem Tod im Jahr 1972 dessen Direktor.
Hoover wuchs in Washington D.C. auf, die Nachbarschaft war durch Staatsbedienstete geprägt. Seine Eltern waren konservativ und christlich-religiös eingestellt, die Mutter war die dominierende Person des Haushalts.
Clint Eastwood zeigt auf verschiedenen Zeitebenen das politische und private Leben eines der Urväter des kollektiven amerikanischen Verfolgungs- und Bedrohungswahns auf. Mit größter Hingabe schuf Hoover einen Sicherheitsapparat, den er in seine Obhut nahm und bis zu seinem Tod nicht losließ. Er führte dieses Amt unter 8 Präsidenten, war bei keinem sonderlich beliebt - aber durch seine geheimgehaltene Kartei über umfangreiche und kompromittierende Informationen konnte er seine Machtposition immer sichern.
Die Bundespolizei der USA ist im Grunde seine Erfindung, er baute sie zu einer technisch hochgerüsteten Behörde zur Verbrechensbekämpfung aus - und zu einem gefürchteten Inlandsgeheimdienst.
Seine Verdienste in den Gangsterkriegen der Dreißiger oder bei der Spionageabwehr im Zweiten Weltkrieg sind Fakt. Seit den vierziger Jahren rankten sich Gerüchte um seine angebliche Homosexualität.
Clint Eastwood wandelt mit "J.Edgar" wieder auf dem Terrain, mit dem er schon in "Der fremde Sohn" erfolgreich war. Denn ein Großteil der Geschichte skizziert in starken Szenen diese Zeit vor dem 2. Weltkrieg. Hoover ist Zeitzeuge der amerikanischen Angst vor dem aufkeimenden Kommunismus, der dann von der Ära großer Gangster abgelöst wird. Auch die Entführung des Lindbergh-Babys - damals Weltschlagzeile - ist Thema von Eastwoods schillerndem Biopic.
Drei Menschen sind die Verbündeten von Hoover: Zum einen seine Mom (Judi Dench), die ihm das Tanzen lernt, weil sie ahnt, dass der Sohn sich nicht für sonderlich für Frauen interessiiert.
Zum zweiten seine Sekretärin Helen Gandy (Naomi Watts), der er in den zwanziger Jahren einen Heiratsantrag macht, die aber statdessen seine Sekretärin wird. Zum dritten sein späterer Stellvertreter Clyde Tolson (Arnie Hammer), der 1927 beim zweiten Anlauf eine Stelle bei Hoovers FBI bekommt - mehr noch: Er wird zu Hoovers Assistent.
Es wird angenommen, dass J. Edgar und Clyde Lebensgefährten waren, denn die Männer arbeiteten tagsüber eng zusammen, besuchten am Abend die gleichen Clubs und führen oft gemeinsam in den Urlaub.
Mit dieser Geschichte über diese schillernde wie umstrittene Persönlichkeit gelang es Eastwood noch einmal einen großartigen Filmklassiker zu schaffen, der in diesem Kinojahr viel zu wenig Beachtung fand. Mit einer sehr guten Darstellerleistung beeindruckt auch Leonardo di Caprio, der vor allem als alternder Hoover optisch imponiert.
Dabei ist der Film insgesamt perfekt ausbalanciert, es ergänzen sich Spannung und Tiefgang in beeindruckender Weise.
Hoover wuchs in Washington D.C. auf, die Nachbarschaft war durch Staatsbedienstete geprägt. Seine Eltern waren konservativ und christlich-religiös eingestellt, die Mutter war die dominierende Person des Haushalts.
Clint Eastwood zeigt auf verschiedenen Zeitebenen das politische und private Leben eines der Urväter des kollektiven amerikanischen Verfolgungs- und Bedrohungswahns auf. Mit größter Hingabe schuf Hoover einen Sicherheitsapparat, den er in seine Obhut nahm und bis zu seinem Tod nicht losließ. Er führte dieses Amt unter 8 Präsidenten, war bei keinem sonderlich beliebt - aber durch seine geheimgehaltene Kartei über umfangreiche und kompromittierende Informationen konnte er seine Machtposition immer sichern.
Die Bundespolizei der USA ist im Grunde seine Erfindung, er baute sie zu einer technisch hochgerüsteten Behörde zur Verbrechensbekämpfung aus - und zu einem gefürchteten Inlandsgeheimdienst.
Seine Verdienste in den Gangsterkriegen der Dreißiger oder bei der Spionageabwehr im Zweiten Weltkrieg sind Fakt. Seit den vierziger Jahren rankten sich Gerüchte um seine angebliche Homosexualität.
Clint Eastwood wandelt mit "J.Edgar" wieder auf dem Terrain, mit dem er schon in "Der fremde Sohn" erfolgreich war. Denn ein Großteil der Geschichte skizziert in starken Szenen diese Zeit vor dem 2. Weltkrieg. Hoover ist Zeitzeuge der amerikanischen Angst vor dem aufkeimenden Kommunismus, der dann von der Ära großer Gangster abgelöst wird. Auch die Entführung des Lindbergh-Babys - damals Weltschlagzeile - ist Thema von Eastwoods schillerndem Biopic.
Drei Menschen sind die Verbündeten von Hoover: Zum einen seine Mom (Judi Dench), die ihm das Tanzen lernt, weil sie ahnt, dass der Sohn sich nicht für sonderlich für Frauen interessiiert.
Zum zweiten seine Sekretärin Helen Gandy (Naomi Watts), der er in den zwanziger Jahren einen Heiratsantrag macht, die aber statdessen seine Sekretärin wird. Zum dritten sein späterer Stellvertreter Clyde Tolson (Arnie Hammer), der 1927 beim zweiten Anlauf eine Stelle bei Hoovers FBI bekommt - mehr noch: Er wird zu Hoovers Assistent.
Es wird angenommen, dass J. Edgar und Clyde Lebensgefährten waren, denn die Männer arbeiteten tagsüber eng zusammen, besuchten am Abend die gleichen Clubs und führen oft gemeinsam in den Urlaub.
Mit dieser Geschichte über diese schillernde wie umstrittene Persönlichkeit gelang es Eastwood noch einmal einen großartigen Filmklassiker zu schaffen, der in diesem Kinojahr viel zu wenig Beachtung fand. Mit einer sehr guten Darstellerleistung beeindruckt auch Leonardo di Caprio, der vor allem als alternder Hoover optisch imponiert.
Dabei ist der Film insgesamt perfekt ausbalanciert, es ergänzen sich Spannung und Tiefgang in beeindruckender Weise.
Wendy Jones
5つ星のうち5.0
Outstanding
2012年8月15日に英国でレビュー済みAmazonで購入
I knew little about J. Edgar Hoover and was not sure what to expect from this movie but having watched it I was more than pleasantly surprised. It portrayed him in a very real way and displayed his character and all his flaws. It would appear that as the Director of the FBI he exerted more power over the people of the USA including 8 Presidents, than the Presidents themselves. As it says, knowledge is power and Hoover used this to exert the maximum amount of power and to always get what he wanted. He was a truly flawed and somewhat evil person who looked out for himself over all others and yet he still managed to bring in a number of innovative procedures which are still in use today. The actors and actresses in this film were outstanding. DeCaprio had it spot on and played the part of J. Edgar Brilliantly. Dame Judy Dench was outstanding, as always, in the role of Hoovers mother, and all the others parts were played well. The only slight criticism I have is that of the theatrical makeup wehn the actors moved into old age. Rather than looking old I felt most of them looked like their skin had cracked and they were going to fall apart. However, this did not detract from my enjoyment of the film, which I loved.